お気軽なお茶会 第三回

2022年09月26日お知らせ,ブログ

昨日、第三回のお気軽なお茶会を開催しました。

参加予定の方と日程を調整し、本来は24日の予定でしたが、25日に変更しました。

毎日の些細なこと、ちょっとしたドナー家族「あるある」のお話をしたりしました。経験のない人にはなかなか理解されないような、日常にふと感じること、思うことを安心して話すことができました。ご参加をいただきありがとうございました。

移植医療や脳死に対する社会の考え方が大きく異なるため、どのような時期に提供をしたのかによって、ドナー家族の思いは全く異なります。ちょうど、新型コロナウイルス感染を例にしていただくと、わかりやすいのではないかと思います。コロナ禍となり、二年半以上が経過し、感染者となることの意味が、感染が流行し始めた2020年頃と、2022年の9月とでは、全く異なっていると思います。そのように、臓器の移植に関する法律が施行された直後、そして改正以降から2020年代と、社会的な背景が異なるため、同じドナー家族であっても、全く異なった思いを、抱いているのと思います。さらに、提供の意思表示があったのか、なかったのか。配偶者であったのか、子どもであったのか、その年齢、また脳死に至る疾患が事故であったのか、病気であったのかなどと、たくさんの違いがあり、同じ境遇、そして同じ思いのドナー家族などいないでしょう。ドナー家族はみんな違い、同じドナー家族であったも共感することは難しく、それがつながることをさらに難しくしている。それでも、家族の会が不要である理由にはならないと思うのです。

昨日は、私のこのような思いと、同じ思いを持っている方とお話できたことが、とてもうれしかったです。

「みんな違う思いを持っていること、ドナー家族と一括りにされるけれど、みんな違うんだよね。」この出会いに心から感謝をしています。ご参加いただきありがとうございました。

 

次回は11月の第三土曜日を予定しています。ご興味のある方はご連絡くださいませ。

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くすのきの会 代表米山 順子

くすのきの会 代表
米山 順子

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1999年医療系短大卒業、看護師として総合病院や社会福祉協議会などに勤務しながら、私生活では結婚、二児の母となる。 数年前に夫がドナーとなり、ドナー家族となる。通信制大学に編入し、学びを深め、社会の変化による悲嘆の癒しにくい現状、日本の移植医療、ドナー家族の現状を知り、臓器移植ドナー家族の会の設立に至る。

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